医学生投資家あずまのメモ帳。

医学生が気になったことを適当にまとめるブログです。

『株式投資の未来』は「すべての投資家が学ぶべき新しい事実」である。

 

 

こんにちは、あずまです。

 

株式投資を始めようと思っている方、もうすでに初めている方、興味がある方、どなたにでもお勧めできる本を紹介します。

硬派な見た目に反して中は非常に読みやすくなっていますので、お気軽にどうぞ。

 

ジェレミー・シーゲル『株式投資の未来』

 

  

 

すべての投資家が学ぶべき新しい事実

             ウォーレン・バフェット

 

これは、本の帯に書いてある言葉です。

最後にウォーレン・バフェットって書くとなんでもありがたく感じますね。笑

 

 

 

 

この本を読んで、株式投資のイメージが変わりました!

 

この本を読んでみて、色々と考えさせられました。

そして、これまでの株式投資のイメージが大きく変わりました!

 

 

before 

  • 資産配分はきちんと国債を入れて、リスクを抑えよう!
  • あれこれ考えて個別株を選んでも、ほとんどはインデックス投資に負ける!
  • プロ集団のアクティブファンドだってほとんどインデックスファンドに負けるのに、素人の自分が考えても時間の無駄!
  • 個別株はリスク高いだけ!

 

 

after

  • 短期的なリスクは株>国債だが、長期的なリスクは株<国債だから長期投資では国債入れなくてもOK!
  • 優良な高配当株式の長期保有&再配当を行えば、インデックス投資を上回る!
  • 個別株を見るのも楽しい!

 

 

これまでは個別株についていいイメージをあまり持っていなかったため、ETFや投資信託でパッケージされたものをよく考えていました。

当然のように、インデックス投資を中心に考えていました。

 

しかし、この本を読んでみると、インデックス投資を上回る方法について、具体的に論理的に書かれていました。

しかも、実際にどのような投資をしていくのが好ましいかも書かれており、大変参考になりました。

 

 

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この本を読んでなるほどなー、と思った点はいっぱいあるんですが、、

そのうちのいくつかを紹介してみようと思います。

 

 

①成長の罠とは?

 

最近ではAmazonやGoogleなんかがぐんぐんと株価を伸ばしており、

FAAMG(Facebook, Amazon, Apple, Microsoft, Google)とも呼ばれて一躍脚光を浴びています。

どんどんと株価が上がっていく様子をみると、「まだ間に合う!」とか、「いま買わないと損だ!」とついつい買いたくなっちゃいますよね。

 

しかし、これらに多額の投資を行うのは、「成長の罠」に引っかかることになるのです。。。

 

それは、高成長をしている陰で、実際の価値以上に株価が値上がりしており、

長期的な目でみると、高値で購入していることになるからです。。

高値で買うとなると、配当を再投資しようにも、少数しか購入できません。

 

しかし!!

もし、同時期に低成長で優良な株をそこそこの株価で購入していれば、

再投資によって多くの株を購入することができます。

そうすると、長期的なリターンは

高成長・株価高<低成長・株価そこそこ になるのです。。

 

これが、「成長の罠」です。

 

 

インデックス投資を行うためには、

市場の成長に合わせた銘柄を構成する必要があります。

すると、こういったFAAMGなどの株も含まれることになります。

これが見方によっては、インデックス投資の弱点になります。

 

 

 

②長期的なリスクとリターンは、株が国債を上回る。

 

まず、これはこの本にあるデータなのですが、

1801年から2001年までの資産の長期的リターンは

株>国債>金>現金

でした。

 

また、インフレ調整後リターンの平均リスク(年率)は、

保有期間が10年までは株の方が国債よりもリスクは高いのですが、

保有期間が20年を超えると、むしろ国債の方が株よりもリスクが高くなります。

 

以上の2点から、あくまで長期的な視点でですが

リスク・リターンともに優れているのは株式投資とわかります。

 

そのため、資産運用をこの先20年以上続けていく予定であれば、

国債の購入は必要がないかもしれません。

 

 

 

 

個人で過去のデータを集めて分析をするのも楽しいかもしれませんが、それには大変な時間と労力がかかると思います。

その大変な作業をシーゲル教授がまとめてくださったので、

ぜひともその知恵にあやかりましょう!!笑

本には、目からウロコのデータがもっと書かれています。

ぜひ一度、読んで見てはいかがでしょうか?