医学部地域枠の奨学金で資産運用という選択肢
こんにちは、あずまです。
医学部入試には、一般枠とは別に「地域枠」があります。
地域枠で入学すると
卒業後にある地域で決められた年数働くかわりに、返還免除の奨学金が得られます。
「地域枠でもらえる奨学金で資産運用を行う」という選択肢について考えてみます。
- ①医学部地域枠の奨学金は月額10万円くらいです。
- ②奨学金の使用用途は限定されません。
- ③資産運用をすると卒業時点では100万円増えてる?
- ④奨学金をそんな使い方していいの?という意見
- ⑤「ギャンブルでなければOK」だと思います。
- ⑥「奨学金で資産運用をしてる」と言ってはダメです。
①医学部地域枠の奨学金は月額10万円くらいです。
奨学金は大学によって異なりますが、金額は「月10万円×6年間」が目安です。
6年間の合計金額にしてみると、720万円です。(多いですね)
大学・奨学金の種類によって、その金額は変化します。
授業料の無償化で実質的にさらに受け取っている場合もあります。
ここでは、目安として月額10万円で考えます。
②奨学金の使用用途は限定されません。
この奨学金は、あまり使用用途を限定されません。
「この奨学金は授業料・入学金にしか使えません」みたいな制約はないと思います。
(全ての大学をチェックしたわけではないです。もしかしたら制約がある大学もあるかもしれません。)
つまり、このお金を何に使おうと自由なわけです。
使い道としては、授業料、生活費、交遊費、貯金が多いと思います。
その使い道に、資産運用という選択肢はありでしょうか?
私はありだと思います。
③資産運用をすると卒業時点では100万円増えてる?
その全てを資産運用に当てた場合、卒業時点でいくらになっているのでしょうか?
設定は「年利率5%、積立6年、月10万円積立、元金0円」とします。
この条件で資産形成を行うと、6年後(72ヶ月後)に800万円になります。
720万円⇨800万円です。
80万円の増加です。
この年利率5%というのは、そこまで突飛な値ではありません。
実現可能な値です。
ちなみに
年利率を3%にすると、770万円。(+50万円)
年利率を7%にすると、850万円。(+130万円)
年利率を9%にすると、900万円。(+180万円)
となります。
この年利率はあり得る範囲です。
卒業時には50万円〜200万円のプラスが期待できます。
※マイナスになるリスクもあります。
6年間という期間は短いので、暴落から立ち直れずに終わる可能性もあります。
(数十年の期間であれば安定して上がることが期待できますが。。)
そして、最大のメリットは
「暇な学生のうちに資産運用の知識を身につけられること」です。
資産運用をすれば必ず経済的に成功するとは言えません。
ただし、資産運用の知識を持つことで知見が広がります。
知識があるとないとでは世界の見え方が変わります。
④奨学金をそんな使い方していいの?という意見
奨学金を資産運用する考えに対して、嫌な気がする方もいらっしゃると思います。
ちなみに、奨学金は税金からきている場合が多いです。
医師が不足している地域が、税金を使って奨学金という形で医師を呼び寄せているわけです。
見方によっては、「税金で金儲けを行っている」という見方もできます。
税金を金儲けに使うのはどうなんだという考えです。
⑤「ギャンブルでなければOK」だと思います。
私は、「ギャンブルでなく、資産運用ならばOK」と考えます。
奨学金の運用に嫌悪感を感じる方はおそらく、資産運用を一種のギャンブルと捉えているのではないでしょうか?
汗水垂らして働かずに得るお金のことを、「汚いお金」と思っているのではないでしょうか?
確かに税金をギャンブルに使うのは、非常にまずいです。
倫理的におかしいです。
ただし、中長期の株などの資産運用であれば良いのではないでしょうか?
決して税金を無駄にしているわけではありません。
ある意味、投資を通じて社会に還元しているという見方もできます。
「社会に還元すると同時に社会勉強の機会を学生に与えている」 と考えてみると、なんだかむしろ良いことに使っている気さえしてきます。(無理やりですが。。)
⑥「奨学金で資産運用をしてる」と言ってはダメです。
私自身は、奨学金で資産運用を行うことを悪いことだとは思いません。
暇な大学生の間にいい経験ができるので、むしろ良いことだと思います。
ただし、嫌な気持ちになる方は存在します。
決してゼロにはならないでしょう。
なので、奨学金で資産運用をしていることは秘密にしたほうが良いです。
快く賛成してくれる人ばかりではありません。
むしろ人間関係の悪化につながりかねません。
リスクを冒す必要はありません。
こっそりと、自分が正しいと思ったことを行いましょう。。
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